こうしたジャンプページは決して珍しいものではなく、文責を明らかにする目的でよく用いられている(例:愛・地球博)。ジャンプページを経由すれば相手サイトにリンク元として通知されるのがそのジャンプページということになるので、これを利用して、本当のリンク元を探知されにくくするという用途もある。2ちゃんねるやしたらばでのジャンプページは主にこの用途であろう。
ただ今回の仕様変更ではこうしたことが目的だとはどうしても考えにくい。なぜなら、ライブドア内であっても文責の異なるページは幾らでも存在するからだ。しかも、今回の変更を見る限りでは、この適用は記事内からのリンクに限られていて、サイドバーに設置したリンクはこの適用を受けない。不可解なのは、トラックバックやコメントのURL欄のリンクが、この適用を受けることだ。区別せねばならぬとすれば、それが自分のブログかどうかということなのであって、ライブドアブログかどうかというのは関係ない。AAACafe であってもきちんとライブドア“内”と認識する周到なコーディングは見上げたものだが、その意味が見当たらない。
おそらく今回の仕様変更は、文責を明らかにするとかそういう次元の問題ではないのではないだろうか。彼らは要するに、分厚い城壁でライブドアユーザーを信者として囲い込もうとしているのである。先日スタートした livedoor Wiki が、ライブドアユーザーでないと編集できないのも、こうした一連の戦略を考えれば、当然の成り行きであると見ることもできる。Wikiも何もかもひっくるめてライブドアの外部へ逃げ出すユーザーがいないとでも思っているにちがいない。
この仕様変更でおそらく最も実害を被っているのはアフィリエイトブログのユーザーだ。ライブドアブックスやライブドアデパートにリンクして商品を紹介しているうちは何も言われないが、ひとたび Amazon や 楽天 にリンクして商品を紹介するやいなや、突如として上記のような味も素っ気もない突き放したような警告画面をかまされる羽目になる。買い手の買う気を削がれたくなかったら、株式会社ライブドアの一味として、ライブドア内で買い物をさせなさい、とでも言われているようだ。
しかもユーザーに何の断りもなく実行されたことでもこの仕様変更はあまたの批判を浴びている。筆者が最近注目している livedoor Wiki にも不気味な規定があり、公式 Wiki にライブドア社員が規約変更を書き込んだだけで、何の苦もなくその日から規約が変更されてしまうと書いてある。こんなおっそろしい Wiki を本格的に利用しようとするのは、僕の頭では一部のバカと物好きとチャレンジャー以外には考えられない(やや言い過ぎ)。
乙部綾子のがんばりにも関わらず、ライブドアは再びかくの如き実態を露呈してしまった。この先どうなっていくのかが非常に心配なところである。
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「それがlivedoorクオリティ!」と言いたくなる改変と新サービスかと。